マンションの収納もこれで解決!スペースを有効活用する5つの工夫とは
マンションの収納に悩まれている方は多いのではないでしょうか。
「マンションは戸建てほど収納がなくて…」「せっかくお気に入りのマンションを借りたのに、つい散らかって友達を呼べない…」といった悩みをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
一般的に、マンションは戸建てよりも床面積が小さいことはご存じかと思います。
住宅金融支援機構が行った「2021年度フラット35利用者調査」によると、一例として建売住宅の平均床面積は101.8㎡なのに対し、マンションの平均床面積は64.7㎡となっています。
マンションのスペースは、戸建てよりも小さいことが分かります。
そこで今回は「マンションがすっきり片付かない…」とお悩みの方に、ぜひチェックしていただきたい5つの工夫をご紹介いたします。
マンションの限られた空間をうまく使い、きれいに片付いた部屋を目指しましょう。
マンションの収納もこれで解決!スペースを有効活用する5つの工夫
マンションの収納にお悩みなら、いくつかのポイントをおさえましょう。
以下では、マンションのスペースを最大限に活用するための5つの工夫をご紹介いたします。
すぐに実践できるものもありますので、ぜひチャレンジしてくださいね。
1.デッドスペースを無くす
マンションの空間を最大限利用するために、まずは使っていない空間「デッドスペース」をチェックしましょう。
見落としている「あるあるデッドスペース」は、以下のようなポイントです。
ベッドの下
下に空間があるベッドをご利用の方は、ベッドの下に要チェックです。
実はベッドには下にかなりの容量があるものも。
大手インテリアショップなどでは、ベッド下専用の収納ケースも販売されています。
ベッド下には頻繁に出し入れしないものをしまうのがおすすめです。
シーズンオフの衣類などを入れるとよいですね。
冷蔵庫や洗濯機の家電横
キッチンや洗面周りに注目しましょう。
住んでいるマンションに合わせて家具や家電をオーダーしていない限り、ぴったりと家具家電のサイズが合うことは難しいでしょう。
冷蔵庫や洗濯機の横には隙間ができてしまうことも。
そんなときはキャスター付きラックを活用しましょう。
キャスター付きラックはさまざまなサイズが販売されており、かなり細い隙間にもフィットするような製品が販売されています。
ラックを利用して、キッチンや洗濯に使う小間物をしまいましょう。
家具の上
家具の上は意外にも見落としがちなデッドスペース。
サイドボードの上につっぱりなどで棚を作ることで、何も置くことができなかった家具の上部分にも収納スペースを作りだすことができます。
2本の木材を使い、板を渡すと棚を簡単に作ることができます。
ホームセンターでも各種パーツが販売されていますので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
2.新たにデッドスペースを作らない
家を足すときには新たなデッドスペースを作ってしまわないよう注意が必要です。
きっちりと測り、使用する場面を想像してから選ぶようにしましょう。
家具を置いたときに生まれてしまうデッドスペースの例としては、次のような場合が考えられます。
サイズが合わない!
家具と家具の間や、家具と壁の間に隙間ができてしまうと、そこが新たなデッドスペースになってしまいます。
また「思っていた場所に置いてみたけれど、障害物がある」などの理由で開けにくい場合にも注意が必要です。
とくにマンションの梁や柱は要注意。
家具を買うときにはサイズを重視しましょう。
また、実際に使うときの様子なども考えて、しっかりと計測するとよいですね。
家具を置くことで使えないエリアができてしまう
例えば作業デスクを置くと、その上には何も置くことができません。
家具を並べて置く場合には、その隙間などがデッドスペースになってしまいます。
また家具を複数置くときは、部屋の動線をなるべく妨げないようにしましょう。
部屋の動線として使えないエリアができると、居住空間が減ったように感じ、部屋が実際以上に狭い印象になります。
新たな家具の購入を考えるときは、マンションのどの場所に置くのか、しっかり考えるようにしましょう。
3.今ある空間を最大限利用する
現在使っている収納を見直すことも必要です。
実は『収納の中』にも、有効活用すべき空間はまだ眠っています。
押入れ
意外に箱型のものはかさばります。
特にまず整理すべきなのは購入時の箱類。
「念のために取っておこう」「収納するときのためにあった方がいいかも…」と、保管してある購入時の箱類や段ボールが思わぬ容積を取っていることも。
必要でない箱はたたむか、処分するのも一つの方法です。
また、押入れ用のラックを使い、段を作る方法も有効。
下から上までぎっしりと積み上げるように押入れの中に入れてしまうよりも、ものが出しやすくなります。
押入れはマンションによってサイズが微妙に違うので、押入れ用ラックを買うときには、しっかりとサイズを測りましょう。
流しや洗面台の下
洗剤などのストックを入れている、流しの下や洗面台の下。
こちらはなんとなく、上半分が開いていることはありませんか?
こちらもラックを活用して二段にすると、上部も無駄なく使えます。
見やすく使いやすいスペースにしましょう。
4.収納スペースと片付け行動をマッチさせる
せっかく決めた収納スペースが使い切れずにデッドスペース化してしまう原因は他にもあります。
収納スペースが足りない場合は、片付けやすい環境を作りましょう。
例えば、収納場所の扉を外してオープンにしておくのが有効です。
押入れなどであれば、オープンにしておしゃれなカーテンで区切るなどの工夫をすると良いでしょう。
扉を開けるよりも、少し楽に開け閉めができます。
また洋服をしまう場合は、引き出しタイプが面倒に感じるなら、つっぱりタイプのラックや棚がおすすめ。
洗濯が終わった洋服は、そのまま、ハンガーでかけると楽にしまうことができます。
楽に片付けるためにもストレージが使いにくい理由を把握し、対策していきましょう。
以下では、片付けづらい状況に陥ってしまう例と解決方法を紹介しています。
家事動線と合っていない
収納スペースがあっても、家事の一環としてスムーズに収納できる場所でなければ有効活用はできません。
せっかくのスペースをうまく使えていない場合、その場所が家事の動線の一部に組み込まれていないのかもしれません。
家事の動きを考え、その流れに沿った場所に収納を設定すると、片付けが億劫にならないですよ。
片付け行動が面倒
収納の形によっては、片付けの行動そのものが面倒になってしまうことも。
一例をあげると、衣装ケースの高さが合っていないため開けにくく、億劫になってしまう、といった場合です。
他にも、クローゼットの中にケースを入れるなど、何度も扉や引き出しを開けなくてはいけない収納場所だと、つい面倒になってしまいがちですよね。
片付けは、なるべく簡単にできるよう仕組みを整えることで、嫌にならずに続けられます。
5.収納を増やす工夫を
どうしてもものをしまうスペースが足りない場合は、マンションに後付けで空間を追加する工夫をしましょう。
部屋が複数ある場合は、思い切って部屋一つをクローゼットにするのも一つの方法。
一部屋を丸々クローゼットにし、パーティションなどで部屋を仕切って「プチウォークインクローゼット」を作るのもおすすめです。
また、マンションのサイズにあった、オーダーの家具も視野に入れると良いでしょう。
おすすめは壁面収納です。
壁面全体を利用できるので、箪笥や棚の数を増やすより全体の収納容量をあげることができます。
家具のオーダーメイドは、自宅のサイズやライフスタイルに合わせて作ることができます。
もちろんマンションのサイズにぴったりと合わせて作るので、梁や柱といった構造に悩みがある場合にも相談可能です。
「賃貸マンションなので、ビスが打てない」といった事情がある場合は、壁を傷つけない工法もありますので、コーディネーターに相談してみるとよいでしょう。
オーダー家具で収納の問題を解決した事例も
オーダー家具で収納の問題を解決した、さまざまな事例を紹介します。
オーダー家具に興味をお持ちの方は、ぜひご一読ください。
パントリーとして
こちらは、デッドスペースだった空間にオーダーメイドの家具を入れ、パントリーとして活用した事例です。
マンションにもともとついている梁などが邪魔をして、市販の家具を入れられなかったキッチンに、オーダー家具で収納を追加。
すっきりと使いやすいキッチンとなっています。
デッドスペースをパントリーで有効活用したオーダーメイドの食器棚。
部屋をクローゼットに
思い切ってお部屋をクローゼットに変えた事例を紹介します。
マンションにウォークインクローゼットがない場合は、部屋をクローゼットにすることもできます。
クローゼット内はたくさん服をかけても壊れないよう、プロの技術でしっかりと作られており、耐久性もばっちり。
収納力もかなりアップするので、マンションの方におすすめしたい事例です。
リビングにクローゼットを追加
こちらの事例では、リビング空間にクローゼットを設置し、間仕切りをつけることでものを隠しています。
たっぷりとした収納はもちろんのこと、木目が良いアクセントとなり、リビングの印象をおしゃれに演出していますね。
マンションの収納はスペースの有効活用で解決!
本記事では、マンションのスペースを有効活用し、収納に活かす工夫についてご紹介いたしました。
マンションの収納は工夫勝負!
マンションは限られた空間だからこそ、アイデアの見せ所でもあります。
マンションの収納に悩んでいらっしゃる方は、ぜひ今回ご紹介したポイントを活用してください。
また、今回紹介した以外にも、マンションの空間活用のさまざまなアイデアをご紹介しています。
興味がある方は、ぜひこちらの記事もご一読してみてください。
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