マンションのおしゃれなキッチン収納アイデア5選!収納のポイントは?

マンションのおしゃれなキッチン収納アイデア5選!収納のポイントは?

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マンションのおしゃれなキッチン収納アイデア5選!収納のポイントは?

一戸建てに比べるとスペースが限られがちなマンションのキッチン。

なかにはマンションのキッチン収納に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

今回はマンションのキッチン収納に関する大事なポイントと、おしゃれな収納アイデアをいくつかご紹介します。

マンションのキッチンは狭い?まずは間取りを把握しよう

一戸建てと比べるとスペースが狭くなりがちなマンションのキッチンですが、実際はどのくらいの広さなのでしょうか。

株式会社リクルート住まいカンパニーが実施した「2020年首都圏新築マンション契約者動向調査」によると、2020年に首都圏で購入された新築マンションの平均専有面積は67.3㎡で、ライフステージ別にみると、購入したマンションの平均専有面積が最も大きいのは「子供あり世帯」で72.3㎡です。

3LDKの平均的な面積が60〜70㎡であることを考えると、2020年に購入された新築マンションの間取りは3LDKが多いと考えられます。

3LDKマンションのキッチンは対面式カウンターが多く、幅は2,400mm程度が主流ですが、最近の新築マンションでは2,400mm以下のキッチンも増えています。

一方で、一戸建ての場合は幅2,500~2,700mmのキッチンが多いです。

つまり、購入する人が多い3LDKマンションのキッチン幅は2,400mm程度が主流、対して一戸建ての場合は幅2,500~2,700mmのキッチンが多いことを考慮すると、マンションのキッチンは一戸建てよりも狭い傾向にあります。

キッチンが狭いマンションこそ重要!収納で大切な3つの手順とおすすめ収納方法

一戸建てに比べると比較的コンパクトなサイズのキッチンが多いマンションですが、スペースが広ければ広いほど便利とは限りません。

スペースが広すぎるあまり、食材や調理器具などを入れすぎて、かえって利便性やおしゃれな雰囲気を損ねてしまうことも。

そのため、「マンションのキッチンが狭い=片付かない」ではなく、必要なものをきちんとしまえるスペースが確保されているかどうかが重要です。

そこで、ここからは収納の3つの基本手順を解説したのち、マンションのキッチンにおける場所別のおすすめ収納方法をご紹介します。

【収納の基本】3つのポイントに沿って片づけよう!

【収納の基本】3つのポイントに沿って片づけよう!

まずは、物を整理する際に大切な3つの基本手順についてお伝えします。

マンションのキッチンだけでなく、どのスペースでも活用できるため、片付けの際は以下の手順を覚えておくと便利です。

1.片付ける場所にある物をすべて取り出す

かさばりがちな食品の整理を例にご紹介します。

まずはキッチンにある食品をすべて取り出し、1か所にまとめます。

収納しているさまざまな種類の食品をすべて取り出して、全体量を把握しましょう。

全体量を把握するだけでも、ついつい買いだめしてしまっていることに気づけることもあります。

2.同じアイテムごとにまとめる

続いて、食品をアイテムごとに分類します。

  • レトルト食品
  • 乾麺
  • 缶類
  • 粉物
  • お菓子
  • 飲み物

上記のように、まずは大きなカテゴリーで分けていきます。

そして、大きなカテゴリーに分けたアイテムを、さらに小カテゴリーでまとめます。

大カテゴリー 小カテゴリー
パターン1 飲み物類
  • 紅茶
  • 緑茶
  • コーヒー 等
パターン2 レトルト食品
  • レトルトカレー
  • インスタントラーメン
  • パスタソース 等

アイテムごとの分類が終わり、何がどれだけあるかを把握できたら、賞味期限・消費期限が切れていないかを確認します。

賞味期限・消費期限が切れている食品は右側、切れていない食品は左側に置くなどして手早く分けていきましょう。

ついでに賞味・消費期限の近いものから順に並べておくと、賞味期限・消費期限が切れそうなものから調理に使えるため便利ですよ。

3.ラベリング

最後はラベリングをすることで、片づけた人だけでなく、誰もが簡単に食品の位置を把握できるようにしましょう。

”使ったらもとに戻す”という習慣をつけるためにも、片付ける位置を分かりやすくすることが重要です。

また3つのポイントに沿って片付けることで、買ったけれどあまり使っていない食品ついつい買いだめしがちな食品などを確認でき、必要以上に食品を貯めないことにもつなげられます。

ぜひ参考にしてみてください。

マンションのキッチン空間がスッキリ片付く!場所別の収納方法をご紹介

マンションのキッチン空間がスッキリ片付く!場所別の収納方法をご紹介

片付けの基本手順をお伝えしたところで、次はマンションのキッチンにおける場所別の収納方法についてご紹介します。

1.シンク・コンロ下

大きく分けて、シンクの下には水回りで使う物を、コンロの下には火の回りで使う物を収納しましょう。

フライパンやザル・ボウル類はかさねていると取り出しづらくなり、使うたびにかさねているものをバラす作業が必要です。

そのため、フライパンやザル・ボウル類は立てて置くのがおすすめです。

また、油や醤油、みりんなどの調味料や、シンクで使用する洗剤などは直置きせず、カゴに入れるようにしましょう。

カゴに入れることで整然とするだけでなく、底板のシミ・汚れを防ぐことにもつながります。

2.食器棚

収納する際は「ゴールデンゾーン(人の腰から目線の高さ)」と呼ばれる、人間にとって一番使い勝手が良い高さを意識することが大切です。

食器棚の場合、ゴールデンゾーンには使用頻度の高い食器を置いていきます。

膝から下の棚にはときどき使用する食器、目線より上の棚にはあまり使用しない食器をしまうと良いです。

また、引き出しタイプの食器棚については、一番手前が最も出し入れしやすい位置であるため、よく使う食器を手前に並べると便利です。

3.吊戸棚

吊戸棚はゴールデンゾーンよりも上に位置していることが多いため、頻繁に使用する食器や調理器具を置くのには向いていません。

そのため、来客用の食器やお正月のお重など、使用頻度の低い物を置くのがおすすめです。

また、吊戸棚には重たい物は避け、片手で持てる程度の軽い物を置くことで、安全に取り出せます。

手の届きずらい高い棚には、取っ手つきのカゴを使うことで、奥にある物もスムーズに取り出しやすくなるため、参考にしてみてください。

4.冷蔵庫

冷蔵保存の食品は消費・賞味期限が短いことが多く、食品の入れ替わりのサイクルが早いため、冷蔵庫は整理がしやすい場所です。

冷蔵庫についてもゴールデンゾーンを意識しながら、使用頻度の高い食品はすぐ手の届く場所に配置し、調味料はケースに入れてラベリングするなどして、冷蔵庫内のどこに何があるかを見やすくしましょう。

また冷凍保存の食品は賞味期限が長いものも多いですが、冷凍庫の奥に何年も前のものが眠っていた、ということも起こりがちです。

そのため、冷凍庫もどのような食品が入っているのかが一目でわかるように、立てて並べるなどをして工夫しましょう。

マンションのキッチンのおしゃれな収納アイデアを5つご紹介!

一戸建てに比べるとスペースが限られているマンションのキッチンですが、工夫によっておしゃれかつ機能的にカスタマイズできます。

ここからは、マンションのキッチンでおすすめの、おしゃれな収納アイデアを5つご紹介します。

アイデア1「突っ張り棒で収納スペースを確保」

アイデア1「突っ張り棒で収納スペースを確保」

マンションのキッチンのように限られたスペースでも、突っ張り棒を使うことでおしゃれで優れた収納スペースに変化させられます。

突っ張り棒にS字フックをかけることで小物類や調理道具などを吊るすことができ、使用時も簡単に取り外しできます。

突っ張り棒を2本並べることで水切り棚にできるなど、活用の幅が広い点もポイント。

マンションにお住まいの方でキッチンが狭いと感じている方には、ぜひおすすめしたいアイデアです。

アイデア2「ディッシュラックで高い位置でも楽に」

アイデア2「ディッシュラックで高い位置でも楽に」

吊戸棚は比較的高い位置にあり取り出しにくいため、使用頻度の高い物は置かないようにしましょう。

収納スペースが狭く、どうしても吊戸棚によく使う食器を置く必要がある場合は、ディッシュラックを活用するのがおすすめです。

ディッシュラックを活用して縦方向に食器を収納することで、うっかり他の食器を落としてしまう心配もなく、安全に取り出すことができます。

ディッシュラックの代わりに、余ったファイルボックスなどを活用するのも良いです。

アイデア3「フックとワイヤーネットでデッドスペースを活用」

アイデア3「フックとワイヤーネットでデッドスペースを活用」

次にフックをワイヤーネットにひっかけ、調理器具を収納するアイデアをご紹介します。

ワイヤーネット用のフックを使えば、デッドスペースを活用できるほか、かさばりがちな調理器具などをきれいに収納できます。

壁面を傷つける心配もいらないため、賃貸のマンションでも安心です。

洗面所やお風呂、リビングなど、さまざまな場所で活用できるため、ぜひ他の場所でも試してくださいね。

アイデア4「扉の裏を有効活用」

アイデア4「扉の裏を有効活用」

扉の裏のデッドスペースも、フックやカゴを取り付けることで有効活用できます。

特に、頻繁に開け閉めする扉や、手の届きやすい位置にある扉を活用することで、使い勝手も向上します。

タッパーやキッチンタオル、ポリ袋など、使用頻度が高いものを入れるのがおすすめです。

アイデア5「カラーボックスに食器を収納」

アイデア5「カラーボックスに食器を収納」

食器棚として薄型のカラーボックスを使用するアイデアです。

高さもちょうどよいため、キッチンコンロやシンクの近くに置いておくことで、食器の出し入れもスムーズになります。

腰から上の位置には使用頻度の高い食器を、腰より低い位置には使用頻度の低い食器を置くと良いでしょう。

カラーボックスの天板に1枚板を乗せたり、小カーテンを付けたりすることで、DIYができないマンションでもおしゃれな空間に仕上げることができます。

マンションでも上手に収納しておしゃれなキッチン空間に

今回は、マンションのキッチンで効率良く収納するためのポイントと、おしゃれな実例をいくつかご紹介しました。

マンションのキッチンでもデッドスペースなどを活かして収納することで、おしゃれかつ便利な空間に仕上がります。

ぜひこの記事を参考に、あなたのマンションのキッチンにあった収納方法を見つけてください。

また、別の記事ではマンションで家具をおしゃれに配置する方法についても解説しています。

マンションにお住まいで家具の配置にお悩みの方は、こちらの記事も併せてご覧ください。

マンションの家具はどう配置すべき?快適でおしゃれな暮らしの作り方

 

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