マンションのキッチンをおしゃれに!食器棚のリフォームと収納のポイント
マンションのキッチンをおしゃれに、そして機能的に使いたいとお考えの方は少なくないでしょう。
特に食器棚にキレイに収められた食器は、見るだけでも気分があがるものですが、そううまくは収納できないのも事実です。
「せっかく集めた美しい器も、デザインを揃えたマグカップも、店頭では素敵だったのに自宅マンションの食器棚ではうまく見えない…。」
「結局棚から出さず、いつも水切りかごから同じ食器を繰り返し使っている…。」
そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、そんなお悩みを解決するために、マンションの食器棚の収納やリフォームをする際のポイントをご紹介します。
マンションのキッチンをすっきりおしゃれに!食器棚収納術
マンションのキッチンスペースは限られていますが、収納次第で使いやすさや清潔感は大きく変わります。
ここからは、食器棚の収納のポイントを4つご紹介します。
まずは食器の全体量を管理!
キッチンの食器棚の活用がうまくいかない場合、食器の量が適性でないことが原因の一つにあげられます。
マンションの食器収納スペースは、戸建てに比べて少し小さ目になることも。
また、マンションの収納を増やしても、その分食器が増えてしまったら本末転倒です。
まずはすっきりとした食器棚、おしゃれなキッチンを目指すべく、食器の全体量を管理することから始めましょう。
使い切れる量を見極める
食器の適正量を見定め、過剰分は処分することを考えましょう。
家族が使う分以上に数があるものや、念のため多めに用意しているものなどは、実際のところあまり使わない可能性が高いです。
限られたマンションの空間を活かすため、処分のための選定をしましょう。
まずははっきりとした必要量がわかりやすい、カトラリーなどから始めてみると良いですね。
未使用の食器は思い切って処分
棚の奥に未使用の食器はありませんか。
もらいものや何かの景品などを始め、買ってみたものの一度も使っていない、といった食器がある方は少なくないはずです。
「一度も使っていないのに処分するのは気が引ける」「どこかで使うかもしれないし」と考えるかもしれませんが、食器棚の整理のためには、一度そんな眠れる食器も見直してみる必要があります。
限られたマンションのキッチンスペースでは、そういった食器が占めるスペースは無視できません。
未使用の食器はフリーマーケットや買い取りなどで次の持ち主を探すなどして、思い切って処分しましょう。
マンションのキッチンや棚のスペースが空くだけでなく、食器も次の人生を歩むことができます。
保存容器もくせもの
冷凍庫や冷蔵庫でストックするのに便利な保存容器。
いまや食事作りにも欠かせない存在ですが、気がつけば食器棚のかなりの空間を占めていることも珍しくありません。
冷蔵庫や冷凍庫のストックに使うなら、保存容器は数の上限を決めておくと良いでしょう。
冷蔵庫や冷凍庫のストックエリアに入れられる以上は持たない、などを目安にしても良いかもしれません。
古くなって使う頻度が低くなってしまった保存容器も、処分を検討しましょう。
食器の選び方にも工夫
食器の数だけでなく、どんな食器を使うかを考えることも使いやすい食器棚にカスタマイズするうえで大事なプロセスです。
食器を選ぶ際には、次の2つのポイントを意識してみましょう。
なるべく使える用途の広いものを
特定のメニューのために、専用の食器をたくさん持つことは魅力的ですが、その分食器棚はかさばります。
また、キッチンの面積が広くないマンションであれば、食器棚の面積は当然限られてきます。
すっきりしたいなら思い切って絞り、用途の広いものを選びましょう。
スープカップはカフェオレボウルとしても使う、カレー皿は少し深めのものを選び、グラタン皿や丼などにも使う、といった具合です。
来客用食器を普段使いと同じものに
来客用食器にも工夫をしましょう。
来客用の食器は専用のものを用意するのが一般的ですが、普段用の食器とは分けないのも一つの方法です。
普段使いの食器を少し多めに用意しておけば、普段使わない来客用食器を用意しておく必要がなく、食器の全体量を減らせます。
食器棚内での置き方を考える
食器棚に収納する食器を選んだら、次は置き方を考えましょう。
食器棚に収納するうえでは、次の5つのポイントを押さえることが大切です。
上中下の高さを考える
食器棚の上中下は、使用頻度でわけると使いやすくなります。
ワイングラスなど比較的使用頻度の低いものは上、よく使うものは真ん中、大皿など重いものは下、という形です。
子ども用の食器などは、子ども自身が自分で取り出せる位置にすると良いでしょう。
積みすぎない・入れすぎない
手前のものをどかさないと取れないほどの積みすぎ、入れすぎには注意が必要です。
使い勝手が悪くなり、結局手前にあるものばかり使ってしまう、という形になりかねません。
また、高さめいっぱいまで積むと、崩れたときにも危険です。
食器棚にはなるべく食器を積みすぎないようにして、奥まで見渡せるようにするとすっきりおしゃれに見えますよ。
どうしても入るだけたくさんしまってしまうという場合は、あえて奥行きが浅めの食器棚を選ぶのも一つ。
特にキッチンが狭めのマンションだと、浅い棚は動線の確保にも一役買ってくれるため、マンションのキッチンをすっきり保つ秘訣と言えます。
コの字を意識
食器棚が深く、奥まで食器を入れられる形になっている場合は、コの字型を意識しましょう。
コの字型にし、中央を開けておけば、奥までの全体を見渡せます。
食器棚に限らず、冷蔵庫などのストックにも使えるおすすめテクニックです。
100円ショップグッズなどもうまく活用して
食器棚の高位置や奥などはなかなかうまく使いこなせないものですよね。
時間が経ってから、何をしまっていたか忘れてしまうなんてことも。
そんな時は100円ショップの便利グッズなどを利用しましょう。
- かご・ケースなどを利用する
- 平皿を立てて収納する
- 2段にわける
など、棚をすっきりおしゃれに見せるグッズが販売されているため、活用してみるのも手ですね。
隙間を作る
目につきやすいキッチンの食器棚。
すっきり見せたいときには食器と食器の間に隙間を作るようにしましょう。
隙間があることで、見る人に洗練された印象を与えます。
隙間を全く設けられない場合は、食器棚内の食器を適正量に絞る工程に戻ってみると良いでしょう。
定期的に見直すことも忘れないで
すっきりおしゃれな食器棚ができても、油断は禁物です。
次の2つのポイントから、定期的に見直しを行いましょう。
食器が増えていないか
食器は気を抜くとついつい購入して増えているものです。
少し使いづらくなってきたなと感じたら、棚内の食器の量を整理するようにしましょう。
古くなり、無意識に使うのを避けているものがあれば、お別れ時かもしれません。
熱いものを入れる食器であれば、経年劣化による割れ・欠けなどの危険もあり、なおさら注意が必要です。
衣替えを取り入れてみる
衣替えのように、夏用・冬用の食器を入れ替え、普段出す食器の数を少なくしておくのも一つ。
例えば、冬場は使わないかき氷など冷たい食べ物用の食器と、夏場は頻度が下がる鍋のとんすいなどを入れ替えると、棚の空間を節約できます。
入れ替えた食器は、使う頻度の少ない高い位置の収納などに保管しておきましょう。
マンションの他の部屋に収納しておくのも良い方法です。
後悔しないために!食器棚をリフォームするうえでのポイント
ここまで、食器棚に収納するうえで大事なポイントについてご紹介しました。
しかし、食器棚自体が使いづらいと、いくら工夫を重ねても使いやすさには限界があります。
思い切って食器棚をリフォームするのも手ですが、リフォームした後に不満点に気づくのは避けたいですよね。
ここからは、後から悔やまないために、食器棚をリフォームする際に意識したい2つのポイントをご紹介します。
棚の奥行きをあえて作らない
食器棚にはあえて奥行きを持たせないのがリフォームの1つ目のポイント。
出し入れするのに手数が多いと、次第に取り出すのが面倒になります。
またスペースがある分、食器をついつい購入してしまい、使わない食器を増やすことにも繋がります。
なるべくすべての食器がワンアクションで取り出せるように、棚にはあえて奥行きを作らないのがおすすめです。
棚の高さが変えられるタイプを選ぶ
食器棚をリフォームする際には、棚の高さを変えられるようにするのが2つ目のポイント。
食器や保存食材を収納するときには棚を低めにセット、調理家電などの背の高いものを収納するときには棚を高くするなど、収納するものに応じて柔軟に対応できます。
調理家電の場所に応じて電気工事も忘れずに
最近では調理家電の種類が増え、何台もお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
食器棚に炊飯器などの調理家電を置きたいと考えている場合には、家電の数や収納場所に応じてコンセントも増設するのがポイントです。
調理家電は消費電力の多いものもあるため、後付けのマルチタップのコンセントで対応してしまうと、ブレーカーが落ちてしまう原因にもなります。
危険なたこ足配線をしないためにも、あらかじめお持ちの調理家電に応じた電気工事を行うなどして、電源の容量を増やしておくのも忘れないようにしましょう。
自分好みの食器棚が欲しい方には「オーダー家具を活用したリフォーム」もおすすめ
「食器棚を買い替えたいけど、自分好みの食器棚が見つからない…」という方にはもいらっしゃることでしょう。
そのような方には、「オーダー家具を活用したリフォーム」がおすすめです。
生活動線や収納を考えたオーダー家具を設置することで、まるでリフォームをしたような住みやすさを得られます。
「オーダー家具を活用したリフォーム」では、
- 収納場所は使う場所のすぐ近くに
- デッドスペースをなくす
- 収納場所は使用頻度に合わせる
- 出し入れの負担を減らす
- 使う人の身長に合わせた収納をつくる
などのポイントを、プロと一緒に考えながら家具を設計します。
そのため、既製品のものよりも自分のライフスタイルに合った、快適な使い心地に仕上がります。
また、素材やデザインも好きなものを選べるため、「機能性」と「おしゃれ」を両立できるのも嬉しいポイントです。
オーダー家具を活用したリフォームの事例はこちらでご紹介しております。
収納とリフォームのポイントを押さえておしゃれで便利な食器棚を目指そう
本記事では、マンションのキッチンや食器棚をすっきり見せる工夫やリフォームのポイントについてご紹介いたしました。
おしゃれで機能的なキッチンにしたいという方は、ぜひ今回ご紹介したポイントを振り返ってみてください。
別の記事では、マンションのおしゃれなキッチン収納アイデアについてご紹介しています。
今回ご紹介したポイント以外にも工夫を凝らした数々のアイデアをご紹介していますので、収納スペースが足りずに困っている方はこちらも併せてご覧ください。
マンションのおしゃれなキッチン収納アイデア5選!収納のポイントは?
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