食器棚でマンションのキッチンは変わる!使いやすいもおしゃれも叶える収納とは?
キッチン収納の要とも言えるのが食器棚ですよね。
キッチンの収納やインテリアを考えるときには、まず食器棚から考える方も多いのでは。
使用するアイテムが多く、家事や料理などの作業も増えるキッチンでは、収納で使いやすい空間を作ることが大切です。
しかし、実際はキッチンに関するお悩みが全くない、という方は少ないのではないでしょうか。
「使いにくいところがあるけれど、どうしたらいいかわからない」
「賃貸マンションのキッチンの収納量に満足していない」
「そう言われれば、マンションのキッチンに気になっている点がある」
という方もいらっしゃるでしょう。
今回は、マンション住まいの方におすすめしたい食器棚の選び方と、おしゃれで快適なキッチンを作る方法をご紹介します。
食器棚の見直しでマンションのキッチンの気になるところを改善して、効率よく家事や料理ができるお気に入りのキッチンにしましょう!
我が家のキッチンは使いにくい?食器棚を見直すべきタイミングとは
マンションにお住まいの方で、次のようなお悩みをお持ちの方は少なくないでしょう。
- 物が出しっぱなしで散らかってしまう
- 食器や調理器具が片付けられない
- ごちゃついた印象でおしゃれに見えない
など、マンションのキッチンが家族以外には見せたくない場所になっている、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
なんとなく使いづらいと感じていても、どこをどう改善したらいいのかわからず、不便なままなんとなく使っているという場合もあるでしょう。
そんなときには一度マンションの食器棚を見直してみるのはいかがでしょうか。
例えば、次のようなタイミングは食器棚を見直してキッチンを快適な空間に変えるチャンスです。
引っ越しやリフォーム
マンションへの引っ越しやリフォームでキッチンそのものが変わる場合は、キッチン周りの不便を見直すチャンス。
食器棚も合わせて買い替えを考えてみましょう。
今まで使っていた食器棚をそのまま使うというのももちろん手段の一つです。
ですが、新しいマンションへの引っ越しやリフォームの際には、サイズが合わずデッドスペースができてしまったり、家事動線をふさいだりする可能性があります。
マンションへの引っ越しやリフォームの際には、食器棚は新しいマンションのキッチンに合わせた大きさを選び、収納する食器や調理器具に合わせた収納容量があるものを選ぶと良いですね。
また、新しいマンションに引っ越す際には、インテリアコーディネートを新たにしたい方も多いでしょう。
新しいマンションの雰囲気に合わせてインテリアコーディネートがしたい場合にも、食器棚は要注意です。
サイズが大きく存在感がある食器棚は、理想のインテリアコーディネートの邪魔をしてしまう可能性があります。
新しいマンションの雰囲気に合わせたインテリアとして、今一度食器棚を考えなおしてみるのも一つです。
家族に関するライフスタイルが変わるとき
出産やご家族との同居などで一緒にマンションに住む人数が増えた場合は、食器の数も増え、キッチンで料理や片付けをする時間も長くなりますよね。
また必要な調理器具も、ご家族の年齢や人数によって変わってくるでしょう。
お子様の成長に伴い、食事の量は増えるのもの。
以前よりも大きな食器がたくさん必要になった、という場合も見直しが必要なタイミングです。
人数分の食器が収納しきれないなどのお悩みは、より収納容量の大きな食器棚に変えることで改善できます。
小さなお子様と一緒に暮らす場合には、子どもでも使いやすい食器棚にする、家族で一緒に使いやすいキッチンづくりを目指すために食器棚を変えるというのもアイデアの一つですよ。
また逆に、お子様が就職や進学で家を出られたといった理由を機に「食卓やキッチン周りをシンプルにしたい」「ミニマムにしたい」といった場合もあるかもしれません。
たくさんあった食器を少し減らし、こだわったものに揃えてみる方もいらっしゃるでしょう。
そんな際は、おしゃれな食器を見せる収納に入れてみるのもおすすめです。
キッチンに立つ時間も気分が上がりますね。
新しい調理家電を購入したいとき
ライフステージの変化に応じて、新しい調理家電を取り入れたくなるのは自然な流れ。
新しい調理家電の購入を考えているけど、今のキッチンでは置く場所がなくて諦めている、そんなときも食器棚を見直す機会です。
家電を置くスペースを食器棚に確保することで、置き場所の確保はもちろん、キッチンでの使いやすさの向上も叶えてくれますよ。
最近では、機能性だけではなくデザイン性も重視したスタイリッシュな家電が増えているので、食器棚に置くだけでインテリアの役割も果たしてくれそうですね。
食に関するライフスタイルの変化があったとき
外食を控えて、食事は自宅でという人も増えています。
在宅ワークなどが増えて、これまでよりもキッチンに立つ時間が長くなったり、使う回数が増えたりすると、不便に思う箇所がどんどん見つかってしまうという声も。
そのような場合には、片付けやすく取り出しやすい食器棚を選ぶと、キッチンの快適さはグンとアップします。
食器棚から出しやすい、食器棚にしまいやすいといったことで、調理の段取りの組み立ても変わってくるもの。
自宅で過ごす時間を有意義で効率的なものにするためにも、食器棚の見直しをしてみるのも良いかもしれません。
理想の食器棚を作る!おさえるべきポイントは?
新しいマンションへの引っ越しや、食生活の変化によって「食器棚を変えたい!」と思っても、実際にどんな食器棚が使いやすいのか具体的に考えるのは難しいですよね。
あれもしたい、これもしたいという気持ちばかり先走ってしまうと、結局お悩みが改善されないという落とし穴にはまってしまいかねません。
まずは、何を最優先で改善したいのか優先事項を決めておきましょう。
優先事項がブレなければ、後で、「結局想像していたほど使いやすくならなかった」といった失敗を防ぎます。
しっかりと問題点を洗い出し、欲しい機能をイメージしましょう。
それでは次のポイントをおさえながら理想の食器棚を具体化していきます。
ぜひチェックしてみてくださいね。
ポイント1.機能面を最優先で選ぶ
マンションの食器棚で一番優先したいのは機能性です。
何をどれだけ収納したいか、作業スペースは必要か、引き出しか扉か、家電は置くかなど、実際に使用する様子を思い浮かべながら必要な機能を整理しましょう。
必要な機能をまとめたら、今使っている食器棚の不必要な機能も考えてみると◎。
例えば、以前は中身が見やすいようガラス素材の扉を選んだけれど、使っているうちに指紋が目立つからいらないといった不満点がある場合。
そんな場合は、ガラスではない扉を選んだり、あえてオープンなラックにしたりするといった対策をとることができます。
求める機能とともに、避けたいポイントも洗い出しておきましょう。
ポイント2.家事動線を確実に確保する
収納容量を確保したいあまり、大きすぎる食器棚を置くとマンションの家事動線をふさいでしまう可能性があります。
料理を作ってテーブルまで運ぶ、食器を洗って食器棚に片付けるなどの作業の邪魔にならない食器棚を選びましょう。
また、キッチンではコンロ、シンク、食器棚、冷蔵庫などを行き来して作業を行います。
家事動線とのバランスを考えながら、最適な食器棚の形や大きさ、開き方などの動き方を考えてみましょう。
ポイント3.ゴミ箱の収納スペースを考える
キッチンのお悩みである生活感を消すために、食器棚にゴミ箱の収納スペースを作ることをアイデアに加えてみましょう。
ゴミ箱はデザインがおしゃれなものを選んでも、やはり生活感が出てしまいます。
それだけでなく、ゴミ箱を床に置くと、その上部が意外なデッドスペースになってしまう場合も。
限られたマンションの空間、有効に使いたいですよね。
食器棚にゴミ箱を入れて置くスペースや、置き場所を組み込むと、スッキリとデッドスペースのないキッチンが作れますよ。
ゴミ箱が収納できる食器棚については、こちらの記事で詳しくご紹介していますので、参考にしてみてください。
食器棚・カップボードにゴミ箱を収納!キッチンのお悩み解決策を教えちゃいます!
ポイント4.統一感を考えたデザイン
機能性重視とは言え、やっぱりインテリアコーディネートも考えたい!
そんな方は、食器棚の色味をマンションのキッチンの床や壁紙と合わせてみましょう。
マンション全体に統一感を出せるので、簡単におしゃれなキッチンを作れますよ。
こちらの記事では、白系のキッチンと黒系のキッチンの比較をしています。
どちらも統一感がありますが、色味が変わるだけで雰囲気が大きく変わりますよ。
食器棚の色味に悩んでいる方は、ぜひ一度ご覧になってみてくださいね。
「白VS黒」キッチンの食器棚はどっちが良い?メリットとデメリットで徹底比較
ポイント5.仕切りが適切なものを選ぶ
マンションの食器棚では、仕切りのサイズや数が適切なものを選びましょう。
キッチンでは、鍋やフライパンなどの大きいものから箸やナイフ、フォークなどの小さいものまで収納スペースが必要です。
仕切りはお持ちの調理機器や食器などのサイズや大きさに合うものが必要であり、小さい収納スペースばかりを数多く作っても、大きいものが入らなければ利便性を損なってしまう場合も。
とは言え、大きい収納スペースを数個だけ作ると、小さいものが収納しにくくなり、使い勝手の良い食器棚とは言えなくなります。
ご自身のイメージに合った仕切りを用いることで、利便性が高い食器棚を実現できますよ。
イメージが膨らむ!参考にしたい理想の食器棚の事例
食器棚を買い換えるタイミング、そしてマンションでの食器棚の選び方についてご紹介してきましたが、ここからは実際の食器棚の事例をご紹介します。
今回ご紹介するのはすべてオーダー家具の食器棚です。
どれもキッチンのサイズや使い方に合わせて、機能やデザインを自由にオーダーメイドしたものばかり。
ぜひ理想の食器棚を作る参考にしてみてください。
スタイリッシュで機能的な食器棚
こちらは黒でスタイリッシュにまとめられた食器棚です。
マットな質感はお部屋全体のラグジュアリーな雰囲気を高めます。
モノトーンでまとめられたキッチンに、フラットな扉の食器棚がおしゃれな空間を作っていますね。
この食器棚はおしゃれなだけでなく、使い勝手も抜群。
来客の際などには、扉を閉めると中に収納したものが見えなくなるため、生活感を消すことができます。
扉の中には、食器だけではなく家電の収納スペースも確保しました。
調理中は扉を開けっ放しにできるよう、扉は食器棚の中に収納できるようになっているので、調理作業や動線を邪魔しません。
必要なときにだけ引き出せるスライド式の作業台は、家事効率をアップさせてくれます。
使い勝手とデザイン性にとことんこだわった理想の食器棚の事例であり、特に動線のスマートさはマンション住まいの方の参考にもおすすめです。
見せたくないものは収納で解決する食器棚
使っていた食器棚が壊れたのをきっかけに、食器棚の買い替えを行った事例です。
キッチンの広さにぴったりと合うものが見つからず、オーダー家具にたどり着きました。
今ある食器や調理器具、家電をスッキリと収納することに加えて、一番の希望はゴミ箱と米びつを収納するスペースを作ることでした。
場所をとっていたゴミ箱や米びつは食器棚の中にスペースを作って収納。
生活感が消えるのはもちろん、快適なキッチン作りに一役買っています。
食器棚に収納スペースを作ったので足元が広くなり、デッドスペースもなくなりさらに家事の効率もアップしました。
重たい米びつはスライド式の収納棚を採用し、腕力のない方でも簡単に使うことができます。
高い場所の収納扉の中にはリフターを設置。
空間を、あまさず便利に使える、とっておきの収納アイデアです。
既存家具に付け足し!保存庫にもなる食器棚
こちらは、リフォームをきっかけに既存のキッチンに新しく食器棚を追加した事例です。
どこが新しく作った部分かわかりますか?
まるですべて一緒に作られた製品であるかのように、溶け込んでいますよね。
実は、この扉の部分がリフォームで設置した食器棚です。
既存のキッチンと色味や質感を合わせられるオーダー家具なら、違和感なく馴染みます。
今までは収納しきれなかった保存容器や調味料、食品のストックなども収納でき、大満足の容量に。
キッチンで使うものはキッチンで収納するという基本を守るだけで、家事効率がアップしますよ。
限られたスペースも快適にする食器棚
一戸建てからマンションへの引っ越しの機会に、食器棚の買い替えを行った事例です。
今までよりもコンパクトな住宅に引っ越すことになり、これまで使っていた食器棚は置けません。
限られたスペースも上手に活用できる食器棚をオーダー家具で作りました。
使用頻度の高い食器はすぐに手が届く引き出しに収納できます。
立ったままの状態でも取り出しやすく、家事中にも不便がありません。
あまり使わない来客用の食器などは、上部の棚に収納しました。
限られたスペースに大型の家具を置くと圧迫感で狭い印象になってしまいますが、こちらはスモークガラスを取り入れて圧迫感を軽減しています。
マンションのキッチン周りはスペースが限られますが、素材の特徴を活かして、機能性・見た目ともに使い勝手の良いスペースを実現可能です。
革命的なアイデアが素晴らしいシンプルな食器棚
まさに革命的なアイデアで、ホテルライクなキッチンを実現した食器棚がこちらです。
引き戸ですべてを隠せるように設計された食器棚は、閉じれば一切のごちゃつきをしゃっとアウト。
扉の数も少ないので、目に入る線の数が少なく、かなりすっきりとした印象に。
扉も一枚開けるだけで一覧性がありますので、どこにしまったか、と扉をあちこち開ける必要はありません。
内側には引き出しもたっぷりとあり、収納力も充実。
スライド式の棚をセットすることで、家電も収納可能です。
カフェのようにおしゃれな食器棚
ナチュラルな色合いのパイン材で作った食器棚は、デザインガラスをはめ込み、おしゃれに仕上げました。
窓の多い明るいキッチンの空気にもよくマッチし、まるでカフェのような雰囲気に。
白い天板の作業台も広くとり、デザイン性が高いだけでなく、使いやすさも抜群です。
オーダー家具の食器棚なら、マンション全体の雰囲気にも合わせられる点が魅力ですね。
マンションの食器棚の見直しでキッチンの改革を始めてみませんか
今回は、キッチン収納の要である食器棚に焦点を当てて、買い替えのタイミングや選び方についてご紹介しました。
マンション住まいの場合、市販の食器棚ではサイズが合わないなど、かゆいところに手が届かないということもあるかと思います。
そのような場合には、オーダー家具も選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
理想の食器棚で、快適なキッチンを目指しましょう!
こちらの記事では、キッチン周りの収納術についてまとめていますので、興味のある方はぜひ併せてご覧ください。
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