キッチン収納を徹底攻略!使いやすくてスッキリとした空間を作る方法
スッキリと片付いて、洗練された印象のキッチンは多くの人があこがれるところです。
しかし、キッチンにはすぐにものが散らかってしまうのが現実。
すぐにものがいっぱいになってしまうキッチンでは、収納が重要な役割を果たします。
散らかったままのキッチンは気づかないところが使いにくくなっている可能性が。
キッチンの収納のあれこれを見直すことで、家事の効率化につながるのです。
今回はキッチンをスッキリおしゃれに片付ける収納についてご紹介していきます。
キッチン収納を攻略!覚えておきたい5つの基本事項
キッチンが散らかってしまい、使いづらいなら、キッチン収納の形やサイズが合っていないのかもしれません。
リフォームや収納家具の買い替えや見直しが、今のお家の課題を解決につながる場合もあります。
キッチンの収納を考えるときには、まずは次の基本をしっかりと頭に入れておきましょう。
また現状のキッチンを整理整頓するときも、同じ要点を押えると整いやすいですよ。
キッチン収納は機能性重視で選ぶ
おしゃれなキッチンは誰もがあこがれる空間ですが、デザインだけでキッチン収納を選ぶのは避けるのがベターです。
キッチンはものが多くなる場所であり、家事などで動き回ったり作業をしたりする場所でもあるので、機能面を重視しましょう。
まずは使いやすさを優先してキッチン収納を選んでおくと、思い通りのキッチンスペースを作りやすいですね。
専用の収納場所を決める
どこに何を収納するのかをしっかりと決めておきましょう。
毎回違う場所に違うものを収納すると、片付けの習慣がつきにくく散らかりやすくなってしまいます。
ものに住所を与えるように、専用の収納場所を割り振りましょう。
入れるものの大きさや量に合わせてキッチン収納を選ぶのも一つの手段です。
キッチン収納は100%活用できるように
ものの収納に意識が集中するあまりキッチンに収納家具を増やしすぎていませんか?
限られた空間であるキッチンでは、収納家具の置きすぎに注意が必要です。
収納家具がスペースを圧迫してしまうと、引き出しや扉が開かず、収納を100%有効活用できない可能性があります。
収納したのは良いけど取り出せない、しまうのが面倒になって結局出しっぱなしという状態にもなりかねません。
キッチン収納全体を有効活用することを基本に家具を選びましょう。
家事動線を確保する
キッチン収納を考えるときに忘れてはいけないのが、家事動線です。
キッチンの中では料理や洗い物など様々な家事を行うため、動線の確保が大切ですよ。
家事動線を塞いでしまったために、キッチンそのものが使いづらくなり、逆に散らかりやすくなる失敗もよくあります。
実際にキッチンで家事をするときの動きをしっかりと想定しながら、キッチン収納を選ぶことが大切です。
デッドスペースを活用する
キッチンにできてしまう隙間や何も置かないままになっているデッドスペースを収納として活用すると、収納スペースを増やせます。
冷蔵庫の上、食器棚と壁との隙間なども、細かいものが多いキッチンでは活用しやすい貴重な収納スペースです。
調味料や食材のストックを置く場所や、ゴミ袋や輪ゴムなどキッチンで使うものを収納する場所にできます。
キッチンにデッドスペースがないか確認しましょう。
キッチン収納を劇的に変える!取り入れたい収納家具
基本をおさらいしたところで、ここからはキッチン収納におすすめの家具をご紹介します。
キッチンの広さや使い方に合わせて、適したものを選んでみましょう。
カップボード(食器棚)
キッチン収納と言えばまっさきに思い浮かぶのがカップボード(食器棚)ですよね。
カップボード(食器棚)は様々な種類があり、食器を大量に収納できる大型のものから、調理器具やカトラリーをまとめて収納できるものなど、キッチンの使い方に合わせて選べます。
色味や質感にもこだわれば、理想のキッチンを作ることができますよ。
キッチン収納でインテリアコーディネートも楽しみたい場合にはカップボード(食器棚)を取り入れてみましょう。
大型のカップボード(食器棚)は圧迫感に注意
キッチン収納をスッキリと見せてくれるカップボード(食器棚)ですが、大型のものを設置する場合は注意が必要です。
大型のカップボード(食器棚)は圧迫感を生んでしまい、キッチンが狭く見えてしまう場合も。
奥行きや高さに調整して圧迫感を軽減しましょう。
カウンター収納
収納だけでなく家族とのコミュニケーションや家事を円滑にできるものとしてキッチンカウンターを取り入れる人が増えています。
キッチンのカウンターは、食器やカトラリーなどを収納すれば食事の準備がスムーズですし、食事以外のシーンでは作業デスクとして役立ちます。
収納だけではなく他の役割を持った家具を取り入れると、家事の効率化や空間の有効活用につながりますよ。
ワゴン収納
様々な大きさに対応できるワゴン収納はキッチンの強い味方です。
特に、小さいサイズの収納はデッドスペースで活用するアイテムとして大活躍します。
普段は収納しておいて、必要なときだけ取り出せるようなワゴン収納は、狭いキッチンでも便利に使えますよ。
縦型のスライド収納
キッチンのスペースが限られている場合に有効なのが、細いスペースでも活躍する縦型のスライド収納です。
家具と壁の隙間などデッドスペースになってしまうような部分を活用できるので、キッチンの収納スペースにお悩みの方にもおすすめです。
縦型のスライド収納は、中に入れたものが奥まで見やすく、出し入れが簡単なのも魅力です。
家電を隠せる収納
どうしても生活感が出てしまうキッチンは、食器や調理器具だけではなく家電もまとめて隠せる収納を取り入れるのもアイデアの一つです。
扉を閉めるだけですべて隠せるキッチン収納は、来客時には扉を閉めるだけで良いので、片付けの手間も省けてしまいます。
整理整頓が苦手な人も簡単にスッキリとしたキッチンを演出できる収納です。
リフター付きの収納
家族で一緒にキッチンを使いたいというご要望を叶えるなら、おすすめはリフター付きで降ろして中身を取りだせる収納です。
手が届かない場所の収納もリフターがあれば中身を簡単にチェックできるので使い勝手抜群です。
高いところを見るために、踏み台や椅子を置くと家事の邪魔になってしまいますが、これなら安心ですね。
簡単に出し入れができるので、収納の奥の方に入れっぱなしで忘れていた、というあるある失敗もなくなります。
身長差のあるご夫婦や、お手伝いをするお子様と一緒にキッチンに立つときに活躍します。
おしゃれなキッチンを作るには?収納でインテリアコーディネートをするコツ
収納だけではなく、やっぱりおしゃれなキッチンを作りたいという人は、収納でインテリアコーディネートをしてみましょう。
機能的でおしゃれなキッチンを作るには次のポイントを覚えておいてください。
素材や材質にこだわる
キッチン収納を選ぶときには、材質や使用されている素材に注目してみましょう。
質感によってキッチンの雰囲気は大きく変わります。
また、見た目だけでなく劣化しにくい素材かどうかも重要です。
キッチンは水や水蒸気などが多く、錆びやカビが発生しやすい環境でもあります。
素材によっては傷んでしまうので注意が必要です。
色味に統一感を出す
キッチン収納を選ぶときには、統一感を大切にしましょう。
色味に統一感があると、それだけでおしゃれな空間に見えます。
クールな黒系のキッチン、爽やかな白系のキッチン、かわいい北欧系のキッチンなど、収納家具で演出してみてください。
「白VS黒」キッチンの食器棚はどっちが良い?メリットとデメリットで徹底比較
キッチン家電もコーディネートアイテムの一つ!
おしゃれなキッチンを作るときに注目したいのはキッチン収納だけではありません。
キッチンに置く家電にもこだわってみましょう。
昔は家電と言えば白や黒が定番でしたが、今は色のバリエーションが豊富でインテリアの役割を果たすものもあります。
キッチン収納の色味や質感と合わせて、家電との相性も考えてみるのも良いでしょう。
特に、一般的に寿命が10年とされている冷蔵庫は、キッチンの中で存在感がある家電です。
キッチンを構成するメインアイテムの一つとして考えておくのも良いかもしれません。
使いやすいキッチンの収納ならおすすめは壁面収納
「たっぷりとした収納が必要」「使いやすさにもこだわりたい」「さらに見た目にもこだわりたい…。」
そんなキッチンの収納なら、おすすめはオーダータイプの壁面収納です。
デッドスペースをなくせる
オーダータイプの壁面収納は、家ごとの間取りにミリ単位で合わせて作成しますので、デッドスペースをなくせます。
既存の家具をいくつか組み合わせると、どうしてもデッドスペースはできてしまうもの。
オーダータイプの壁面収納なら、必要な分量の収納スペースを一つの家具で確保できます。
そのため、デッドスペースができにくいのです。
もちろん、無駄な空間を収納スペースに変換できるので、収納量も抜群です。
使いやすさにこだわれる
オーダータイプの壁面収納の良いところは、欲しい機能を組み込めるところです。
ゴミ箱が隠せるようにしたい、作業スペースをしっかり取りたい、などライフスタイルに合わせた機能を持たせられます。
調理家電をたくさん並べたい、LED照明をつけたい、といった希望も盛り込めますよ。
収納するものに合わせて全体のサイズや棚板の幅を設定できるので、ご自身の家事のやり方に合った壁面収納が作れます。
見た目も理想を追求
機能や形だけでなく、もちろん見た目にもこだわりましょう。
色味や素材、デザインも好みのものを選べます。
もともとお持ちの家具に合わせた色味を選び、全体の統一感を大切にするのもよいですね。
つや感やマット感など、質感にもこだわれます。
クロスなどでもイメージを変えられます。
ニューヨーク風やナチュラルなど、全体をインテリアコーディネートするのも楽しいですね。
スタイルもたくさん!おしゃれな海外風キッチンの5つのスタイル例をご紹介
収納アイデア満載!真似したいキッチン収納の事例
ここからは実際のキッチン収納の事例をご紹介します。
今回ご紹介するのは、機能面やデザイン、サイズをすべてオーダーメイドで作成した家具ばかりです。
ぴったりサイズに作られた家具の中には、おしゃれなキッチンを作るヒントがたくさん。
ご自宅でも実践できるような収納アイデアもありますので、ぜひ真似してみてくださいね。
使いやすさにこだわったキッチン収納
家事のしやすさにとことんこだわって作られたキッチン収納です。
大容量の扉付きのカップボード(食器棚)はスッキリとしたキッチンを演出してくれます。
それぞれの扉の中には、食器や調理器具、オーブントースターや炊飯器まで収納されています。
家電は使いたいときにだけ引き出す収納にしておけば、家事の邪魔にならず効率的です。
ストックもしまえる大容量のキッチン収納
大容量のパントリーがあるキッチンにあこがれをお持ちの方もいらっしゃるのでは?
さほど大きくないキッチンでも、パントリーのような大容量ストックを実現できます。
こちらは床から天井までの大型のキッチン収納です。
調味料や食品のストックはもちろん、保存容器などキッチンで使うものをスッキリ収納できます。
使う場所の近くで収納し、効率的で散らかりにくいキッチンを作っています。
実はこちらのキッチン収納は、もともとあったキッチンに追加で設置されたものです。
食器棚やキッチンカウンターとの色味や質感を合わせることで違和感なく収納スペースを追加できました。
スッキリ収納できるだけでなく、統一感のある明るいキッチンに仕上がっています。
インテリアとの調和を考えたおしゃれなキッチン収納
こちらはまるで海外のようにおしゃれなキッチンスペースを収納で作り上げた事例です。
壁の色に合わせて作られた白基調のカップボード(食器棚)で、お部屋に統一感が出ています。
金物や引き出しのモールド加工なども、こだわりが感じられますね。
お部屋の雰囲気に合わせて選んだというブルーのクロスがアクセントになっており、カントリー調のおしゃれなキッチンに。
壁一面のキッチン収納は圧迫感が出やすいですが、この方法なら収納だけでなくインテリアとしても演出できますね。
ものを詰め込みすぎるのではなく、ゆとりのあるキッチンを作り、あか抜けた印象になりました。
おしゃれさと使いやすさを両立しています。
デッドスペースを有効活用したキッチン収納
デッドスペースになってしまう冷蔵庫の上を収納スペースとして活用している事例です。
アイテム数の多いキッチンでは、できるだけ収納容量を確保したいという人におすすめですよ。
ほんの少しのデッドスペースですが、毎日使うキッチンではあるとないでは大違い。
普段は使わないものを入れて置く、またはストックや雑貨を入れるスペースとして重宝します。
カップボード(食器棚)にはゴミ箱を収納するスペースを作っています。
通路を塞いでしまったり、生活感が出てしまったりするゴミ箱もこの方法なら、使いやすさは損ねずに隠せますね。
家事を助けるキッチン収納
こちらは使いやすさにとことんこだわって作られたキッチン収納です。
使う頻度の高い食器はカップボード(食器棚)の引き出しに入れて、すぐに出し入れができるように。
どこに何があるかすぐにわかって、食器を持って回る必要がないので、家事の負担を軽減します。
炊飯器はスライド式の棚に収納。
作業スペースも広く、調理のときにも便利です。
配線にも気を配って作られているので機能的なだけでなく、見た目もスタイリッシュですね。
キッチンの使いやすさは収納で決まる!
おしゃれなキッチンを作るにはまずは散らからない片付けやすい空間にすることが大切です。
そのためには、スッキリと収納できる機能的なキッチン収納を取り入れましょう。
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