部屋の印象をアップさせる!インテリアに映えるカーテンの選び方
カーテンはお部屋のインテリアイメージに大きくかかわる場所です。
なぜなら部屋全体を俯瞰すると窓辺の割合が大きく占めることにお気づきでしょう。
家の内装や家具をこだわって選んだのなら、窓回りのカーテンも上手にコーディネートしたいですよね。
本日は北欧のカーテン事情とお部屋のカーテンコーディネートについてお届けします。
北欧の窓辺とカーテン事情
北欧家具やインテリア雑貨は日本でも情報が多いですが、北欧住宅の窓回りについてはどうでしょう。
日本では夜になると、プライバシーの懸念から、部屋の様子が外に漏れないようしっかりカーテンは閉めるのが通常です。
しかし北欧ではこの概念がありません。
つまり北欧では、基本カーテンはかけない、もしくは開け放していることがほとんどです。
北欧の夜道を歩くと住宅の窓辺から灯が道路に漏れだしとても美しいです。
日中であってもカーテンは開け放たれ、道を歩いていると部屋の中の住民と目が合い微笑まれることも珍しくはありません。
知人宅を訪れた時、「どうしてカーテンを閉めないの?部屋を見られて恥ずかしくないの?」と尋ねたら「恥ずかしいことなんて何もない、日本人こそ、やましいことがあるの?」と冗談めかして笑われました。
北欧でカーテンは、機能性よりインテリアを楽しむための大切なアイテムとして取り入れている方が多いようです。
窓辺をカーテンで楽しむためのコーディネイトのポイント4つ
⒈部屋のコーディネートとカラーの関係
部屋のインテリアを考える場合、バランスよくまとまる配色バランスがあります。
ベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%で配色すると部屋のインテリアコーディネートは上手にまとまります。
ベースカラーとは壁・床・天井のカラーを示します。
アクセントカラーとは文字通り部屋のアクセントとなり視線を惹くようなインテリア小物などに使います。
カーテンはメインカラーの中に含まれます。
メインカラーは部屋の中でも比較的大きな面積の家具やラグなどに使われるためインテリアの主役になります。
実はこのことからもカーテンの配色も大物家具同様にインテリアのイメージには大切な要素です。
カーテンの色味を選ぶときはメインカラーの家具やラグとなじむような同系色カラーを選ぶと部屋にまとまりが出ます。
また北欧テキスタイル特有の大胆な柄を選べばそれだけでインテリアの主役になります。
2.カーテンの種類を知って部屋のイメージに合わせよう
インテリアコーディネートでは窓辺に吊るすカーテンを総称してウインドウトリートメントと呼びます。
ウインドウトリートメントの種類は多種多様で、ここではお部屋の基本的なカーテンについてご説明します。
カーテンの種類は横開きか、上下に開くタイプの2種類です。
横開きは布製のドレープカーテンやバーチカルブラインド(タテ型ブラインド)が当てはまります。
上下に開くタイプにはロールスクリーン、シェードカーテン、ブラインドなどが該当します。
バーチカルブラインドやブラインドは部屋をスタイリッシュにすっきり見せたいときに使用し、ロールスクリーンやシェードカーテンはおろしたときに生地の柄がキレイに現れるため柄を見せたいときに使用します。
ドレープカーテンは厚手生地と薄手生地を合わせて使用し、柄や色の種類も豊富で保温防音にも優れているため一般的に多く使われています。
お部屋のインテリアイメージに合わせ、スタイリッシュに見せたいのか、大胆な柄を楽しみたいのか、機能も重視したいのかなどがカーテン選びのポイントとなります。
3.北欧風のインテリアに仕上げるためには?
北欧ではカーテンはあまり使用しないとお伝えしましたが、カーテン使いで北欧風インテリアに仕上げることは可能です。
例えば、色のトーンをメインカラーになじませて薄手生地やアンティークレースで窓辺に柔らかに入る光の演出と、風にそよぐような軽やかさをカーテンで表現する方法は北欧でもよく見られるスタイルです。
またカーテンのひだ(タック)の数が多ければゴージャスなイメージに、カーテンのひだ(タック)を少なくすれば、シンプルですっきりしたイメージになります。
北欧インテリアのイメージに合うようひだの数を調整しても良いでしょう。
自然光を取り入れる薄手生地の重ね使いやカーテンの吊るし方をラフに仕上げると北欧風インテリアに近づけるのではないでしょうか。
そして、カーテンは吊るす位置や丈も重要です。
カーテンは窓を覆う目的だけで考えるのではなく、布のインテリア演出としてとらえます。
吊るす位置を窓中心に考えるのではなく、天井から床まで吊るすことで縦に広がりが出て天井が高く感じられます。
視覚的に広がりが出るとカーテンも素敵なインテリアデコレーションとして映えやすくなります。
4.窓に見立てて楽しむファブリック使い
もしあなたのお部屋に大きな窓がない場合や適所に窓を追加したい場合、布使いで窓辺のように見立てることが可能です。
例えば、北欧の森を連想するような植物や鳥などがデザインされた布を壁に吊るせば、まるで森の窓辺にいるような気分を味わえます。
真っ白い壁が少し殺風景だと感じたら、ぜひ布使いを真似してはいかがでしょう。
我が家でも植物がプリントされた北欧のファブリックパネルをダイニングテーブルの横に飾ってさわやかな窓辺を演出しています。
まとめ
日本でいきなりカーテンなしの生活は抵抗があるかもしれませんが、北欧の人たちのようにカーテンもインテリアを楽しむためのアイテムとして積極的に選んでみるのはいかがでしょうか。
心地よい暮らし・ライタープロフィール
新倉暁子(ニイクラアキコ)
インテリアコーディネーター・北欧ライフスタイル研究家・整理収納アドバイザー。
住空間を整える時”どんな暮らしがしたいのか”思考の整理が大切だと考える。
幸福度の高い北欧視察をきっかけに、北欧ライフスタイルから片付け収納に至るまで「ここちよい暮らし」を発信している。
「片付けられない女」の経験を活かした片付け講座、個人向け片付けサポート、コラム執筆、イベント企画等をおこなっている。
東京都内在住、夫と子供とワンコのマンション暮らし。
■HP
http://studio-cozy-home.com
■ブログ「北欧×片付けLAGOM私が決めるライフスタイル」
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