北欧サマーハウスを参考に すっきり、シンプル、ここちよい!夏を乗り切るさわやかインテリア

北欧サマーハウスを参考に すっきり、シンプル、ここちよい!夏を乗り切るさわやかインテリア

心地よい暮らし
北欧サマーハウスを参考に すっきり、シンプル、ここちよい!夏を乗り切るさわやかインテリア

北欧のインテリアは、厳しい気候でもほっこりくつろげるぬくもりある冬のイメージが強いですが、もちろん北欧にもキラキラと輝く夏の楽しみ方があります。
本日は、北欧のさわやかな夏の暮らしから、涼し気な色や素材選びを参考にコーディネートのヒントをご紹介します。

湖畔のサマーハウスで過ごす夏の北欧

北欧の夏の楽しみといえば、なんといっても湖畔のサマーハウスで過ごすことです。
サマーハウスと書くと豪華な別荘のイメージがありますが、北欧のサマーハウスは一般の方でも所有していることが多いです。
セルフビルドしたものや、家族から受け継がれたものをリペアしながら楽しむ方も少なくありません。
中にはインターネットは繋がらず、電気や水道も整っていないサマーハウスで、自然とともに暮らしを楽しむ人らも。
1700年代に建設され、そこからリノベーションを繰り返して現オーナーに引き継がれたお宅を訪問した時のことです。
内装は木目を基調とし、とても素朴でシンプルなものでした。
しかし、部屋のインテリアはおもわず真似をしたくなるような温かみのある魅力がたくさんありました。
ダイニングテーブルには、ガラスの器に入った野花が飾られ、ベリーとミントの葉が浮かんだカラフェがありました。
そのカラフェから注がれたお水から、さわやかな香りがしたことを思い出します。
見渡すと、キッチンに無造作に置かれたリネンクロス、テーブルの足元にはざっくりとした質感のラグ、ソファーにも薄手のブランケットがふんわりと掛かっていました。
ここから、素朴だけれどもさわやかでここちよいコーディネートのヒントを見つけることができました。

 

暑さを涼で乗りきる!北欧のサマーハウスコーディネートを参考に

1.クールな色を選んで体感温度を下げよう

色が与える印象から、涼やかに感じるインテリア演出が可能です。
赤やオレンジからエネルギッシュな太陽を連想するように、青や水色からは澄んだ空や水辺がイメージできるでしょう。
この効果を活かして、ブルーやグリーン系の寒色を夏のインテリアには積極的に取り込みます。
クッションカバーやインテリア小物をポイントにすればOK。
あるいはマルチカバーやブランケットを寒色系を取り入れてソファーやベッドに掛けても!

淡い色は北欧インテリアでもよく取り入れられますが、広い面に淡い寒色を取り入れる場合、覚えておきたいテクニックがあります。
それは、色が鮮やかすぎると幼い印象になってしまうことです。
落ち着いたかっこいいインテリアにしたい場合、彩度を落としくすんだ淡いカラーを選んでください。
色をくすませた寒色系を選べば、大人のおしゃれ感と涼を合わせたコーディネートに仕上がるでしょう。

2.夏にここちがよい素材を選ぼう

 

北欧インテリアでは白木素材の家具や、白樺でできたバスケットなども多く使用します。
白い基調の空間はそれだけでさわやかな印象になりますが、小物でもそのような素材のインテリアアイテムを取り入れてください。
もし手持ちのテーブルやソファーなどの家具がダーク系の場合は、布で覆うのはいかがでしょう。
ファブリックならば大胆な柄にも挑戦しやすいので模様替えや気分転換におすすめです。
パリッとした綿やリネン素材のクロスをダイニングテーブルにかけるだけで印象を変えられます。
そこにガラス製の器や花器を使ったり、透明感のある青白磁や白磁などの和食器をコーディネートしても和洋折衷でステキですね。
夏らしい素材をいくつか並べ、涼を感じるインテリアコーナーを作ってもよいでしょう。

3.合理的な考え方で機能性が高いアイテムを選ぼう

北欧では季節を問わず、インテリアの布使いが上手です。
例えば、リネン素材のブランケットはエアコンで身体が冷えるときには肩に掛けたり、使わないときはソファーのアクセントとしてカバーリングに使用したりと1つのアイテムで何通りも使いまわせます。
また何通りも使用できるアイテムですとモノの数も制限でき空間も散らかりにくくなります。
あるいはラグはどうでしょう。
小ぶりなサイズのラグを選べば、重ねて使用するレイヤード効果でおしゃれに見えるだけでなく、気分で取り換えたり素材によっては洗濯が家で可能であったりとメリットも多いです。
北欧の方々のもの選びでは機能性も重要なポイントになるようです。
このような価値観からか北欧初のプロダクトはシンプルなデザインながらも機能性が優れたアイテムが多いです。
アイデア次第でいかようにも変化させて自分の暮らしに取り入れるのも楽しいですね。

4.五感を刺激するインテリアを心掛けて

ブルーやグリーンのさわやかなカラーからは視覚より涼を感じ、ファブリックのシャリ感やさらっと感に触れた感触でさわやかさを感じたりと。
鼻からも涼を感じられるよう、住空間にさりげない香りを仕込むのはいかがでしょう。
例えば、ガラスの花器にお花と合わせてミントやローズマリーのようなハーブを生けることも、さりげなく香りを演出できるのでおすすめです。
花器の水を取り換えるたびにふわっと香るさわやかさに癒されることでしょう。
また気が向いたときにさっと使えるルームミストも手軽ですね。
目には見えませんが、香りは暮らしに潤いを与える大事なエッセンスです。
積極的にお気に入りの香りを見つけてはいかがでしょうか。

まとめ

北欧のサマーハウスはゴージャスではありません。
しかし素朴な素材の組み合わせでここちよい空間を楽しんでいます。
これも北欧の厳しい気候やこれまでの文化によって培われた暮らしの知恵からでしょう。
ここちのよい暮らしは工夫次第で手に入る!
まだまだ暑い日は続きますが、涼を感じるインテリアで、さわやかな夏がおくれますように。

 

心地よい暮らし・ライタープロフィール

新倉暁子(ニイクラアキコ)

インテリアコーディネーター・北欧ライフスタイル研究家・整理収納アドバイザー。

住空間を整える時”どんな暮らしがしたいのか”思考の整理が大切だと考える。

幸福度の高い北欧視察をきっかけに、北欧ライフスタイルから片付け収納に至るまで「ここちよい暮らし」を発信している。

「片付けられない女」の経験を活かした片付け講座、個人向け片付けサポート、コラム執筆、イベント企画等をおこなっている。

東京都内在住、夫と子供とワンコのマンション暮らし。

■HP
http://studio-cozy-home.com
■ブログ「北欧×片付けLAGOM私が決めるライフスタイル」
https://ameblo.jp/dear0412
■note
https://note.com/lagomstyle
■インスタグラム
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