北欧カラーとイメージの調和で叶える!北欧インテリア
北欧インテリアにしたいけれど、どんな風にしたらよいか教えてほしい!
北欧インテリアは何色を使うとよいのだろう?コーディネートの要望として多くあがります。
本日は、あなたのお部屋を北欧インテリアに近づくようにカラー(色)を紐解き、イメージとリンクさせインテリアに生かす方法をお伝えします。
カラー(色)が与えるイメージとは?
私たちは過去の経験や慣習から、赤色を見るとリンゴやいちごを即座に思い浮かべることができます。
このように色には本来持っているイメージがあります。
例えば、ブルーだったら涼し気・海などと、白だったら純白・清潔、
あるいはオレンジだったら柑橘類・太陽・元気など、
同じ文化背景で過ごしていれば、同じようなイメージを連想するのではないでしょうか。
北欧インテリアのカラー(色)イメージは?
さて北欧カラーとはいったいどんな色だと思いますか。
白を基調とした淡い色のイメージでしょうか?それともモダンな印象のグレーのイメージでしょうか?
あるいは大胆なテキスタイルを多用した明るくビビッドなカラーでしょうか。
人によってはアンティーク家具を多用した少しダークな茶色をイメージするかもしれません。
色々あると思いますが、しかしこれらはすべて北欧で見る(見たことがある)インテリアカラーです。
1つ言えることは、ステキなインテリアには必ず統一感があります。
そしてステキな空間には、インテリア要素とカラーの”まとまり”があることが大事です。
では”まとまり”とはいったいどういうことでしょう、次で説明します。
インテリアの”まとまり”って何ですか?
・同じように見えても違う!このカラー(色)は寒色系、暖色系?
アイボリーと白のちがいと聞かれて、白がくすんだだけでしょう?と思われるかもしれません。
しかし、白とアイボリーではまったく色の素質が異なります。
白に黄の色を足して作るのがアイボリーです。アイボリーは暖色系となり、ナチュラルであたたかな印象をあたえる色になります。
一方混じりけのない真っ白は、はっきりとしたイメージでスタイリッシュな寒色系と考えます。
このように似たような色でも暖色系か寒色系で与えるイメージに違いがあり、インテリアに取り入れる色もここを意識しないとちぐはぐになりやすいので注意が必要です。
部屋の広い面積を締める床の色が、寒色系なのか暖色系なのかじっくり観察して、カラーを選ぶとうまくまとまりが出るでしょう。
・色のトーンは合わせます
トーンとは、色の明るさや暗さを示す言葉で、色の明暗の度合いによりトーンは変化します。
白と黒の絵の具をイメージするとわかりやすいでしょう。
白色に黒色を少しづつ混ぜて色を変化させていくとやがて黒にトーンは落ちていきます。
それが赤や黄色、緑などの違う色でも同様に白や黒を混ぜ明度を変化させることでトーンは調整できます。
色が違っても同じトーンでまとめると、色なじみが生まれ同一感が出ます。
この原理を意識して「まとまり良い」インテリアコーディネートをめざしてください。
北欧インテリアのイメージとは?
一例ですが、北欧インテリアを考えるときに欠かせないキーワードを並べました。
・直線的
・木材
・植物
・自然由来
・デザインテキスタイル
・キャンドル
・電球色の照明
これらのキーワードの要素をインテリアカラーや、インテリアアイテムに取り入れることでより北欧インテリアへ近づくことができます。
自分でも思いつくキーワードをあげてくださいね。
実践!北欧インテリア
以上のことふまえて、まず自分が叶えたい北欧インテリアイメージはどんなものでしょうか?
まずイメージを整えてから色とインテリアプロダクトを選びます。
※色の配色割合については
コラム:「部屋の印象をアップさせる!インテリアに映えるカーテンの選び方」の中の「1.部屋のコーディネートとカラーの関係の配色のバランス」を参考にしてください。
・ベースカラー
床材は寒色系か暖色系か?薄い色やくすんだ色でもどちらかに必ず分かれます。
この色を基準にコーディネートをしましょう。
これから新築やリフォームされる方の参考として、北欧では白木のように淡い色や霧がかかったような淡くやさしいグレーやスモーキーなカラーなども好まれます。
・メインカラー
メインカラーは1色でなくてもかまいませんが、色のトーンを意識して調和させるようにしてください。
手持ちの家具の色が寒色系か暖色系も見極めて色を選ぶとよりまとまりが出るでしょう。
・アクセントカラー
ここは好きな色でOK。
ファブリックの中にある色を活用したり、お気に入りの小物から色を選んでもかまいません。
白木でナチュラルな空間に北欧家具の名作をポイントとして取り入れて、自然素材のモチーフから選ぶといった具合にコーディネートすると北欧カラーは作りやすいです。
そして、寒色系のブルーやグリーン、暖色系の赤やテラコッタ色など系統をそろえることです。
こっくりと飴色のアンティーク家具を使いたいのなら、暖色系だな。
若々しい白木の家具を使いたいのなら寒色系でまとめるのだな。
と覚えておくとわかりやすいと思います。
色の系統を決めたらファブリックなど比較的大部分をしめる色のトーンを合わせましょう。
アクセントには北欧インテリアのイメージ要素からカラーやインテリアプロダクトを選んで空間にスパイスをつける…このようにすすめてください。
さいごに
本日は色の”まとまり”とイメージ合わせのお話でした。
上級者になれば、これと違う方法でも北欧インテリアを作ることは可能ですがまずは基本のキ!
手持ちの北欧家具やアイテムをコーディネートしてステキなインテリアをめざしてください。
心地よい暮らし・ライタープロフィール
新倉暁子(ニイクラアキコ)
インテリアコーディネーター・北欧ライフスタイル研究家・整理収納アドバイザー。
住空間を整える時”どんな暮らしがしたいのか”思考の整理が大切だと考える。
幸福度の高い北欧視察をきっかけに、北欧ライフスタイルから片付け収納に至るまで「ここちよい暮らし」を発信している。
「片付けられない女」の経験を活かした片付け講座、個人向け片付けサポート、コラム執筆、イベント企画等をおこなっている。
東京都内在住、夫と子供とワンコのマンション暮らし。
■HP
http://studio-cozy-home.com
■ブログ「北欧×片付けLAGOM私が決めるライフスタイル」
https://ameblo.jp/dear0412
■note
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■インスタグラム
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