【安全を守る】賃貸マンションでも実践できる食器棚の転倒防止策5選
マンションのインテリアの転倒防止対策はしっかりできていますか?
地震が起こった際に危険が多い場所は、マンションであればまずはキッチンです。
特に阪神大震災の時には約6割の部屋で家具が転倒、散乱した※と言われ、食器棚の転倒は、34%あったと報告されています。
マンションの食器棚には割れ物が多く収納されていることが多いです。
重いものを収納している場合もあり、転倒してしまうと怪我、ひいては命の危険にもなりえます。
さらにマンションでは、一般的に高層階ほど揺れが大きくなります。
大きな地震が来る前に、命を守るための対策をしっかりと行いましょう。
※出典|地震による家具の転倒を防ぐには(総務省消防庁)
安全な暮らしを実現するために。賃貸マンションでもできる食器棚の5つの転倒防止策
今回は賃貸マンションでもできる食器棚の転倒防止策をご紹介します。
マンションの食器棚の状態を見直して、まずは危険がないかを確認してみてはいかがでしょうか。
そして危険な箇所が見つかったら、対策を行うようにしましょう。
地震はいつ起こるかわかりません。
いち早く対策を行って、もしものときに備えてください。
1:背の低い食器棚を選ぶ
マンションのキッチン収納で人気なのが天井まである背の高い食器棚です。
マンションのキッチンでは、多くの方が収納力を重視して食器棚を選ばれるのではないでしょうか。
背の高い食器棚は収納力も高くたくさんの食器を入れることができるため、マンション住まいのファミリー層にも人気です。
しかし、背が高い分転倒のリスクも高くなってしまいます。
そのため転倒のリスクを考えるならば、大人の腰かそれよりも低い食器棚を選ぶことをおすすめします。
ただし低い食器棚を選んだからと言って、上に過剰に物を積んだり家電を置いたりしては意味がありません。
揺れが起こった際に物が転倒しない、また、上から物が滑り落ちない状態をキープしましょう。
2:重い物は低い場所に入れる
食器棚の重心を下にすることは転倒のリスクを軽減することにつながります。
転倒のリスクを軽減するだけでなく、重いものが頭上から落下してきて怪我をする、という危険も避けられます。
こちらは食器棚の転倒防止策としては定番のルールですが、意外に実践できていない人も多いのではないでしょうか。
普段はあまり使わない大人数用の大きなお皿や、年に数回しか使用しないお鍋など、踏み台を使わないと取れないようなものを手の届かない上のほうに入れてしまっていませんか?
一度食器棚などの中身を確認して、大きな物や重い物は下のほうに入れるようにしましょう。
また独立食器棚に限らず、マンションの吊り戸棚も地震の際には扉が開く場合があります。
マンションの吊り戸棚の上段に、同じように鍋や使用頻度の低い家電などをしまっている場合は、チェックしてみましょう。
扉が開かないように工夫することも大切です。
3:耐震ジェルやストッパーで食器棚を固定する耐震ストッパー
出典:Amazon
食器棚が独立している状態では、地震の際に危険が起こりやすいため、耐震ジェルや家具ストッパーで固定しておきましょう。
壁を傷つけることなく固定できるので、賃貸マンションの方でも安心です。
食器棚の上に家電やインテリアを配置している場合は、家電やインテリアの下にそれぞれ滑り止めシートやシリコンマットなどを設置し、滑り落ちにくくしておくと安心です。
また天井につっぱるタイプの固定ポールもおすすめです。
4:ガラス製品には飛散防止フィルムを貼る
出典:Amazon
食器棚は扉にガラスが使用されているものも多いですが、必ずガラス飛散防止フィルムを貼っておきましょう。
万が一転倒した際にガラスが割れて飛び散ることで、逃げる妨げになったり二次被害が発生したりするリスクもあります。
ホームセンターなどではシールタイプの簡単に貼れる物が販売されているので、ガラス素材が使用されている食器棚がマンションにある人は対策を行いましょう。
また、あらかじめ飛散防止のガラスが使用された食器棚を購入するのもおすすめです。
安全対策がされたインテリアも販売されているので、食器棚を購入する際には万が一のことを考えておきましょう。
5:カウンター下収納を選ぶ
食器棚の転倒が不安な方におすすめなのがカウンター下収納です。
キッチンカウンターの下の部分を収納として使用することができるので、食器や調理器具をまとめて収納できます。
これなら転倒防止にもなり、家事の効率もアップするので一石二鳥ですね。
この機会にキッチンのインテリアの入れ替えを検討している人におすすめです。
既存のマンションキッチンにも設置できる!
カウンター下に収納をつくる場合、マンションであればキッチンの総入れ替えが必要だと思う人も多いようですが、実はこちらは既存のマンションキッチンに収納のみを取り付けました。
もともとあったかのようなインテリアは食器棚としても大活躍!
さらに収納が増えるので、収納が不足しがちなマンションでも大活躍しそうですね。
これなら転倒防止の心配もありませんし、扉のガラス部分は飛散防止フィルムを貼っておけばもしものときも安心です。
こちらのカウンター下収納は、オーダー家具で実現可能です。
マンションにお住まいの方にはオーダー家具がおすすめ!
マンションの食器棚の転倒を防ぐ方法とインテリアの活用方法についてはご理解いただけましたでしょうか?
マンションのキッチンで利用する食器棚は、収納力を求めるとどうしても大型になります。
もともと一戸建てに比べてマンションは、収納部分が少ない場合が多いのです。
そんなマンションのキッチンでは、食器棚の選択がその後のライフスタイルにも大きく影響を与えます。
耐震対策を行う際、転倒の心配のない背の低い食器棚の新調を検討されるなら、オーダーの壁面収納を検討してみてはいかがでしょうか。
ぴったりと壁に合わせたサイズでインテリアを作るので、デッドスペースができにくく、収納力は抜群です。
さらにプロの固定して技術で固定を行うので、耐震対策も万全です。
プロが行う耐震対策工事についてはこちらでも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
賃貸マンションの転倒防止策はプロに依頼しましょう!
今回は、賃貸マンションでもできる食器棚の転倒防止策をご紹介しました。
まずは自宅マンションのキッチンの状態を確認して、リスクを取り除いていきましょう。
「賃貸マンションなので釘やビスが打てない…」とお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。
賃貸マンションでも行える工法がありますので、オーダー食器棚をご検討の際はぜひご相談ください。
もちろん、ご自宅マンションに合わせたおしゃれなイメージで作りますので、キッチンを一段と洗練された印象にすることも可能です。
たとえばこちらの事例などもおすすめです。
収納・おしゃれ・安全の3拍子揃ったインテリアをお探しの方は、ぜひお問い合わせください。
また、収納ラボでは、お客様のライフスタイルやマンションに合ったオーダーメイド家具をご提案しております。
銀座・横浜・名古屋のショールームでは、実際にオーダーメイド家具をご覧いただきながら、専任のコーディネーターに相談が可能です。
詳しく知りたい方は、ぜひ以下のページもご覧ください。