最適な場所に収納を作る3つのステップ
ものが多くて片付かない。整理整頓してもすぐに散らかってしまう。部屋を片付けたはずなのにスッキリしない。こうした多くの方が抱える収納の悩みを解決するために、最適な場所に収納を作る必要があります。ポイントは一箇所に収納場所をまとめるのではなく、最適なところに収納を作ること。
簡単な3つのステップで、今の収納を見直してみると快適な収納が実現できます。
快適な収納を叶える3つのステップ
1、どこで、何をするか整理する
2、使う頻度で、ものを分類する
3、なるべく、使う場所の近くに収納場所を作る
1、どこで、何をするか整理する
まず、どこで、何をするのか?毎日の生活を振り返ってみてください。
例えば、リビングでは何をして過ごしていますか?テレビやゲームを楽しむ以外に、ヨガや簡単なエクササイズをしたり、子供とおもちゃで遊んだり、各ご家庭によってリビングでの過ごし方はさまざま。
また、ダイニングでは食事以外に何をしていますか?
最近ではリモートワークや子供が勉強するために、ワークスペースとして活用している場合も多いようです。
そして、そこでよく使うものを思い浮かべてみます。
こうやって振り返ってみると、使うたびにわざわざ別の部屋から持ってくるものや、毎日の生活で何度も往復している場所があったら、それは収納を改善するために大切なポイントになります。
2、使う頻度で、ものを分類してみる
毎日使うものと、たまにしか使わないものが同じところに収納してありませんか?
まず使う頻度によって、毎日、1週間、1ヶ月、1年など期間を目安にして分類しておきます。これは収納場所を決める時に、優先順位や収納場所を決める時のヒントになります。
3、なるべく、使う場所の近くに収納場所を作る
1ではどこで何を使うのか、2ではどれくらいの頻度で使うのか整理してみました。
この2点が、最適な収納場所を見つける手がかりになります。
リビングで使うものはリビング収納に、ダイニングで使うものはダイニング収納やカウンター下収納に収納するようにします。こうすることで必要な時に取り出しやすく、使い終わったらすぐに片付けができます。
そして、使用頻度の高いものは、手の届きやすい位置や、扉のないオープンスペースに収納するなど、簡単に出し入れが出来る様にします。
また、頻繁に使わないものは、高い位置、廊下や納戸のような生活場所から離れた所に収納。こうすることで、身近で手の届きやすい所に使用頻度の高いものを、優先的に収納することで快適な生活動線が作れます。
LDKの収納で具体例をご紹介
リビング、ダイニング、キッチンそれぞれの場所に最適な収納を作ります。
リビングの壁面収納やテレビボードには、リビングでくつろぐためのアイテムや子供のおもちゃを収納。テレビゲームや、DVDの他に書籍などの収納スペースを作る場合が多いです。
また、リビングは家族が過ごす時間が多く、掃除をする事が多い場所なので、掃除道具や掃除機の収納場所を作ると意外と便利。廊下や納戸に収納してある場合も多く、リビングと往復する頻度が高くなれば快適な生活動線とは言えません。掃除道具が身近な場所にあるだけで、まめに掃除ができるのでお部屋をきれいに保ちやすくなります。
ダイニングには、取り皿や予備のグラス、カップが身近に収納してあると食事の時に便利です。また、子供の勉強や、リモートワークなどワークスペースとして使われる場合も多くなってきています。家計簿をつけたり、学校に提出する書類を書いたりする場合もあるので、文房具屋、事務用品、書類ケースを収納できると便利です。
こうした生活雑貨や事務用品を収納しておくために、収納量に合わせてダイニング収納やカウンター下収納を作ると便利です。
キッチンには、食器や備蓄用の食材、調理家電を収納する必要があるので、生活に合った収納量や機能を取り入れた食器棚が必要になります。特にキッチンのスペースは限られているため、家事の動作を妨げるものは置かないようにします。もし、キッチンで使わないものが置いてあれば、整理してみるだけでも、使いやすいキッチンになります。
どこか一箇所に収納を集約するのではなく、必要な場所に必要な収納を作ることでスムーズな生活動線を作ることができるので、お部屋全体を有効活用できます。
いつでもスッキリ片付いたお部屋を実現するために、今回ご紹介した3つのステップで収納を見直してみてください。
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