収納ラボTOP ブログ理想のキッチンを叶えるために、おすすめしたい7つのポイント。

理想のキッチンを叶えるために、おすすめしたい7つのポイント。

キッチンには食器、調理器具、食材などを収納する必要があります。そのため形、サイズ、重さは様々。既製品の食器棚では、キッチンの限られたスペースに理想の収納を叶えることは難しく、どこかに妥協が生まれてしまいます。
さまざまな収納のアイデアを取り入れられるオーダー家具なら、理想のキッチンを叶えることができます。そこで食器棚におすすめしたい、７つのポイントをご紹介します。

1.高い位置の収納スペースを有効活用

キッチンの収納で、悩みが多いのが高い位置の収納スペース。特に女性にとっては、自分の身長よりも高い位置の収納は使い勝手が悪く、上手く活用されていない場合が多いです。
こうした、悩みを解決するためにおすすめなのが、吊り戸棚の中のキャビネットを目線の高さに降ろせる“ダウンキャビネット”。踏み台を使う必要もなく、目線の位置でものの出し入れができます。

収納家具の目線から腰のあたりまでの高さは、ゴールデンゾーンと呼ばれる、最も使いやすい場所になります。高い位置にある吊り戸棚の中身をキャビネットごと、ゴールデンゾーンに移動できるのでとても便利。スプリングのサポートで重さが軽減されているため、女性でも昇降が手軽にできます。
また、高い位置から物を出し入れする場合、頭の上に物が落ちてきたり、特に調理中などは危険です。収納面での快適さに加えて、安全性の面からもおすすめの機能です。こうした、機能を利用することで高い位置の収納スペースも有効活用できます。

2.隙間を収納スペースとして活用

キッチンでも梁や柱の形状で、デットスペースが出来てしまうことは多いです。間口の幅は狭い隙間は物を入れたとしても、奥に入れたものの出し入れは不便。そうした、デットスペースも収納スペースとして有効活用するために、おすすめなのが“縦型スライド収納”です。

手前に引き出して使える縦型スライド収納は、間口の狭い収納スペースでも手前の物を移動させずに、奥にあるものをスムーズに出し入れできます。
アイデア次第で、小物やボトル類などデットスペースを使って収納できるので、収納不足の解消に役立ちます。

3.ゴミ箱の収納スペースを確保

キッチンで必ず必要なゴミ箱。最近はゴミを分別するために、複数のゴミ箱を置く場合もあります。足元にあるゴミ箱が、キッチンの快適な動線を妨げる要因になることも多いです。そこで、食器棚の下段にあらかじめ、ゴミ箱の収納スペースを設けておくと、キッチンがすっきりとして、スムーズな動線を作ることができます。
また、ゴミ箱の収納スペースは目的に合わせて、扉を付けずにオープンスペースにするか、扉をつけてゴミ箱を隠すか決めておきましょう。

オープンスペースにした場合、家事の最中にゴミを入れやすい点がメリットです。両手がふさがっている場合や濡れた手で扉の開閉は不便。オープンスペースなら、そんな時にでもスムーズにゴミを入れられます。

扉をつけた場合は、家事をしていない時にゴミ箱を隠せるので、生活感を感じさせないスッキリとしたキッチンに。最近のキッチンは、リビングやダイニングからキッチンの様子が見えることが多いので、家事をしていない時にはゴミ箱はなるべく隠したいというご要望も多いです。

また、ゴミ箱の収納スペースを作る際に、注意しておきたいのはゴミを入れるたびに開けるフタ。食器に棚の中で十分開くための高さを確保しておく必要があります。ゴミ箱本体の高さではなく、フタが開いた状態の高さを把握して、ゴミ箱の収納スペースを確保しておく必要があります。

4.使いやすさと生活感の解消を両立する収納扉

キッチンは、生活感が最も出やすい場所なので、食器棚に収納してあるものは、扉ですべて隠したいという要望も多いです。

ところが収納スペースに扉をつけると、使用頻度が高い場所は開閉回数が多くなり邪魔になります。
そうした場合におすすめなのが、開けた扉を収納できる“収納扉”。
左右に開く扉は素直方向に、上に開く扉は水平方向に食器棚の中へ収納出来ます。これで扉を気にせず、オープンな状態で使えます。

家事が終わったり、突然の来客時には扉を閉めれば生活感を感じないキッチンに。収納扉で家事の快適さと生活感の解消を両立できます。ゴミ箱の収納スペースに使う方も多い扉です。

5.必要に応じて増やせる作業スペース

調理中や、食器の出し入れするときにちょっとした作業スペースや置き場が欲しいものです。こうした要望を叶えるのが“スライド棚”。
必要な時に一時的に作業スペースを引き出すだけのシンプルな方法でありながら、家事を楽にするためにとても役立つ機能です。

応用としては、炊飯器やトースターの収納スペースにスライド棚を組み込む場合があります。使う時にはスライド棚に乗せたまま引き出せて、使い終わればそのまま中に収納できます。

6.引き出しを使って食器を収納

カウンターより下にある引き出しは、使いやすい位置なので使用頻度が高い食器を収納するととても便利。食器棚の上段の棚に重ねて収納するよりも、上から食器を出し入れできるので探しやすく便利です。平皿、グラスやカップ、茶碗など形状やサイズに合わせて分類すると効率的に収納することができます。
また、使用頻度が少ない大皿や大きくて重い食器は、吊り戸棚の高い位置に重ねて収納するケースも多いですが、低い位置の引き出しに収納すると安全に出し入れができます。
静かに閉まるソフトクローズ機能付きの引き出しは、中で食器同士が当たることを軽減できます。引き出しの底に滑り止めシートを敷くことも効果的。
さらに、引き出しに食器を収納することは、地震対策としても有効です。吊り戸棚のような高い位置に収納してある状態に比べて、低い位置に収納できることと、ソフトクローズ機能の付いた引き出しは飛び出しにくいため、食器の飛散を防ぐ効果が見込めます。

7.キッチンを楽しくする飾り棚

実用的な収納の機能だけでなく、キッチンにいる時間を楽しくするために、コレクションや好きなグッズを飾るために、飾り棚を食器棚に取り入れる例も増えています。調味料や収納容器などデザインがおしゃれなものをディスプレイとしても置いておくのも良いかもしれません。
さらにLED照明を組み込むことで、インテリアとしても楽しめます。

各ご家庭によって理想のキッチンのイメージはさまざまです。今回ご紹介した７つのポイントを参考にしてみてください。
これまでに、納品してきた食器棚の事例もいくつかご紹介いたします。

オーダーメイドの食器棚で、夫婦で家事が分担できる快適なキッチンに

身長差があるご夫婦のためにカウンター天板の高さの設定や、ダウンキャビネットを取り入れるなど、身長差による使用感に配慮しました。収納グッズが使えるようにサイズを調整した引き出しやゴミ箱収納、調理家電用のスライド棚など、それぞれの要素が家事を快適にするための動線になるように、食器棚全体のバランスについても配慮しました。
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長年、不満だった収納を改善した、オーダーメイドの食器棚。

収納に不満があったキッチンを使いやすくしたいというご要望を叶えるために、高い位置の収納を使いやすくするためのダウンキャビネットや、奥行きのある隙間収納を使いやすくするための縦型スライド収納など、機能をたくさん盛り込んで、今のお客様の暮らしに合った最適な食器棚をオーダーメイドでカタチにしました。
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